不動産売却はキャンセルできる?違約金が発生する…
2020.04.06
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家を売る基礎知識
【保存版】現役不動産屋が徹底解説!家を早く高く売る方法
自己紹介及びポリシー
数ある不動産一括査定紹介サイトの中からご訪問いただきまして、ありがとうございます。
当サイト『グッバイホーム』は、不動産業を営んでいる金井が運営管理人として、正直・真面目をモットーに監修しています。
ただでさえ不動産は、専門用語や数字が多用されるため、とっつきにくいイメージを持たれているのではないでしょうか?
当サイトでは、家を売りたい人が本当に知りたい現場にいるからこそ伝えられる活きた情報や、時には業界のタブーにも触れポイントを押さえて初心者のあなたにも分かりやすく伝えていきます。
後悔しない!損しない!だまされない!
その答えは、ズバリ『いい担当に出会えるか』につきます。
いい営業担当と信頼関係を築き、連携を取ることが早く高く家を売る一番の近道です。
家を売るにあたってネットを使えばいろいろな情報を手に入れられる現代でも、本当に知りたいことは検索しても出てきません。
ネットの情報は手軽に調べられて便利な反面、当てにならない場合もあります。(情報自体間違っていたり、古かったり、同業他社の悪口であったり)
時間も無限ではないため自分では分からないこと、できないことや面倒なことは誰かに相談や依頼をしましょう。
身近に信頼できるプロがいれば悩みや疑問を相談できますが、大抵の人は不動産業者へ訪問もしくは連絡をすることでしょう。
日本の宅建業者数は2019年(平成31年)3月末時点で124,451業者もいて、5年連続で増加してます。
そこに従事している営業マンが数えきれないほど在籍している中で、あなたにとっていい担当に巡り合える確率は、とてつもなく低いと言えます。
不動産業者の営業担当は、みな重いノルマを抱えて同業他社ひいては同じ社内、店舗内でも厳しい競争をしているのです。(担当エリアなどあってないようなものです)
その結果、営業担当が自己の利益を優先することによって、何も分からないお客さんをだましたり損をさせたりするかもしれません。
後々あんな担当に任せなければよかった...と後悔する人も数多く目にしてきました。
いい担当というのは、評価する人が何を優先するかによって違います。
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などなど、上記全ての条件を満たす完璧な担当は存在しないかもしれません。
いい担当に出会うため、最寄り駅近くの不動産業者を一社一社訪れるのも非現実的です。
そこで近年利用者が増えている、不動産一括査定サイトを利用していい担当と出会うという選択肢があります。
不動産一括査定サイトとは?
あなたが売りたい家の情報と連絡先を入力することによって、複数の不動産業者から査定金額の提示を受けることが可能なサービスです。
不動産一括査定サイトには、テレビCMや広告で見聞きしたことのある大手から地域密着型の中小まで、さまざまな不動産業者が登録されています。
そう思うのも無理はありません。
かくいう私自身も、サービス開始当初 『不動産一括査定サイト』は、オススメできないサービス でした。
しつこい営業やわざと高い査定を提示するなど容易に想像できるため、不信感でいっぱいだったからです。
不動産業を営んでいる私ですらそう感じるのですから、いまから家を売ろうとするあなたが不安がるのは当然のことです。
けれども不正やコンプライアンスの問題で話題になれば一瞬で炎上してしまう昨今、質の悪いサービスや業者は必然的に改善を余儀なくされる、もしくは淘汰されます。
よりよいサービスにしようという運営側の努力や運用年数が経過したことによって、サービスの質も向上し、業者も選定されました。
何より利用者数を増やしているということは、世の中に便利なサービスであると認められているほかありません。
家を売る時に信頼できるプロが身近にいない場合、業者にだまされたり損をしないため大体の相場観を知ることは絶対必要です。
相場観を知るための第一歩として手軽に複数社へ査定を依頼できる『不動産一括査定サイト』を利用することは最適ではないか?と心変わりしました。
そんな不動産一括査定サイトですが、メリットはもちろんのこと、デメリットもあります。
それぞれを紹介するので、一括査定の前にしっかりと目を通してください。
不動産一括査定サイト利用のデメリット
まずは悪い面から見ていきましょう。
営業がしつこい
連絡先を教えれば、もちろん連絡がきます。
ただでさえ忙しい毎日の生活の中で、ひっきりなしに営業の連絡がくると誰でも気持ちのいいものではありません。
けれども営業担当目線では目の前に家を売りたいお客さんがいるのに、声をかけるなという方が無理があります。
そのためメリットで先述のとおり、「メールのみの対応」を査定依頼時に要望することで、不要な電話を無くすことができます。
それでも他社との差別化を図るため、電話連絡タブーの場合でも上手いことを言って直接コンタクトをとってくる業者がいるのも事実です。
万一電話がかかってきた場合の対処法として効果抜群な魔法の言葉があります。
知人のいる他社で決めました。
これで不要な営業は撃退できます。
また利用した一括査定サイト運営元へ報告を入れておけば、しつこく電話されることを防げます。
ひとついえることは、営業がしつこい=あなたの売りたい家が業者にとって魅力的な物件であるということを覚えておきましょう。
判断が難しい
複数社の査定金額がでてくるため、何を基準に業者を選べばいいか分からない人が多いでしょう。
一括査定サイト開始当初、とにかくお客さんの気を引くために高い査定金額を提示してくる業者がいたのは事実です。
しかし現在では他社とかけ離れた査定金額を提出する業者は減っています。
業者選びの判断基準は、あなたが納得できる査定の根拠をしっかり提示してもらうことです。
一括査定を受けられない場合がある
離島であったり過去に取引事例がない地域や規模の場合、業者は仲介をやりたがらないため一括査定サイトのサービスを受けられない場合があります。
ただ、一社だけでも対応してくれる不動産会社が見つかるかもしれないので、自分が売りたい地域だとダメかも…と決めつけずに一括査定を利用してみることをオススメします。
このようにデメリットがあるサービスですが、それ以上にメリットの方が大きいです。
不動産一括査定サイト利用の5つのメリット
無料である
無料って聞くと裏があるのでは?と勘ぐってしまうのは人の性ですが、安心してください。
本当に無料で査定依頼が可能です。
これは国家資格である不動産鑑定士以外、不動産の査定を有料で行うことを法律で禁止しているからです。
もちろん紹介された業者に不動産鑑定士が在籍していても、一括査定サイトから依頼して査定書が届いた場合、費用を請求されることはありませんのでご安心を。
不動産一括査定サイトは登録業者からの会費や手数料で運営が成り立っているため、売主側へ費用を請求することは一切ありません。
クレームやトラブルが多い悪質な業者がいない
事前のヒアリング審査で悪徳業者をブロックしたり、クレームやトラブルの多い不動産業者を排除したりと各社サービス向上の取り組みを行っています。
またクレームなど直接業者へは話しにくいことも、別途相談窓口がある査定サイトもあります。
電話対応が得意でなければメールで業者とのやりとりが可能
何社からもかかってくるしつこい電話営業は、誰しもが避けたいところです。
この対策として査定依頼時に「メールのみの対応」と要望を伝えることで自分のタイミングで業者とのやりとりが可能になります。
またメールの文章は書き手の人柄が結構でます。
文面はもちろん、誤字脱字や対応の早さであったり、文章間から読み取れる性格であったり、どんな人物かを判断するうえで参考になります。
電話連絡が煩わしい人はメールでのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょう?
運用年数および利用実績が多い=信用できる
インターネットが一般に普及してから、誕生したサービスのため一括査定サイトの歴史自体、そこまで古いわけではありません。
それでも運用年数が10年を超えるサイトもありますし、いくつも査定サイトがあるのはそれだけ需要と信用があるからです。
売りたい不動産及び地域を得意とする業者を紹介してくれる
不動産取引は業歴が長ければいいものでもありませんが、知識や経験のない人に大事な資産の売却を任せたくないものです。
また自分が売りたい物件がある地域についての情報が乏しい営業担当には、物件の魅力が分からないため査定金額に信ぴょう性がありません。
自身の所有する不動産と条件の近い成約価格は、不動産業者であれば誰でも調べることが可能です。
一括査定サイトから紹介してもらえる地域密着型の業者でしたら、取引事例の他にもプラスα(駅や商業施設の再開発の計画がある・デメリットを語れるなど)で査定根拠を明示できるような担当に出会えるかもしれません。
身近に信頼できるいい担当がいない、という場合は一括査定サイトのメリットとデメリットをしっかり確認してから利用を検討してみてください。
何を基準に一括査定サイトおよび業者を選べばいい?
不動産一括査定サービスを紹介するサイトも多く存在し、それぞれ推している一括査定サービス会社が違います。
では何を基準に一括査定サイトを選べばいいか解説します。
まず最初に信頼できる不動産業者もしくは担当がいる場合は、そちらに相談することをオススメします。
家を売る時には、売主であるあなたと担当の信頼関係が一番大切だと私は思うからです。
どこへ行ったらいいか、どこへ相談すればいいか分からない人に不動産一括査定サイトをオススメします。
一括査定サイトを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
大手と地域密着型の業者を登録している
都市圏では大手不動産業者に販売力があります。
主要な駅には店舗がありますし、広告を大量に撒ける資力も備えています。
地方の物件では、地域密着型でその地域の売却に強い地元の不動産業者が多いといえます。
大手と地域密着型の不動産業者どちらからも査定してもらえると、売却の後ろ盾になって心強いですね。
全国対応可能
上記で挙げた地域密着型の不動産業者を見つけるには当然全国対応であることが条件です。
またせっかく不動産一括査定サイトを利用しようと思っても、自分の家の対象エリアが対応していない場合もあるので注意が必要です。
利用者数が多い
利用者数が多いということは、それだけ需要があり信頼されているサービスということです。
運用年数が長い
運用年数も長いに越したことはありません。
利用者数が多いことももちろんですが、運用年数が長いということは信用につながる大事な部分です。
いい業者≠いい担当
私は大手担当だから安心、中小担当だから不安とは一切いいません。
どんなことでもいえるかもしれませんが、結局は人なんです。
テレビコマーシャルで知っている有名な企業だから、良い業者であり、良い担当がいるわけではありません。
会社が突然無くなることはないでしょうが、異動のため担当が変わることはよくあります。
一方で地域密着型の中小企業だから、フットワークが軽く決定が早いともいえません。
結局のところ営業担当の裁量や能力による部分が大きいからです。
|
このような担当は信頼できるのではないでしょうか?
家を売る基本5ステップ+α
家を売るのは初めてという人が多いと思いますが、買う場合と比べて売るための情報は少ないため何を参考、どこへ相談すればいいか迷います。
ここではあなたが後悔しないために、家を売るうえで知っておかなければならない情報と基本的な流れを説明します。
家を売る流れは大まかに次の通りです。
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それぞれ詳しく解説していきます。
STEP1 査定・準備
家を売るために最初にしなければならないことは、不動産業者へ査定を依頼して大体どのくらいの金額で売却ができるかを知ることです。
このとき1社だけではなく複数の業者へ査定を依頼し、比較検討できるようにしましょう。
複数の業者へはここまでも解説してきた不動産一括査定サイトを利用することで、手間をかけることなく数社に依頼が掛けられます。
机上査定と訪問査定
机上査定とは住所・広さ・築年数などの簡易的な情報と過去の成約事例、現在の不動産市場の動向から金額を査定する方法です。
あくまで机上なので、不動産業者が現地を確認するわけではありません。
家を売ることが具体的でない場合は、この机上査定で十分 です。
訪問査定とは実際に売る予定の家を不動産業者に訪問してもらい、外観から内装、設備の状態をチェックすることで机上査定よりも正確な価格を出してもらえる査定方法です。
実査定とも呼ばれます。
机上査定でも訪問査定でも、この段階で『不動産一括査定サイト』を利用すると、大手から地域密着型の不動産業者まで一括で依頼ができるためとても便利です。
販売方法もしっかりと計画しよう
オーナーチェンジ物件や特殊な事情がない限り、家を買う人のなかで内覧をしないまま購入を決める人はいません。
住みながら販売をするか、引越しをするか、リフォームをするか?程度は決めておいたほうがいいでしょう。
また、あまり知られていないのですが家を売る手段が二つあることを知っていますか?
一つは『仲介』、そしてもう一つは『買取』という手段です。
仲介 仲介とは、売主と買主の間に入って両者の契約を成立させることです。 買取 これに対して買取は買主=不動産業者になるため、家を早く売りたい人に向いています。 |
STEP2 媒介契約(仲介業者選定)
査定金額が出そろったら、次のステップとして仲介業者を選ぶ必要があります。
不動産業者は査定を依頼するだけでは、販売するための営業活動を行ってくれません。
媒介契約を結ぶことによって、初めて広告に載せたりお客さんを家に連れてきてくれます。
媒介契約とは?
では聞きなれない言葉『媒介契約』とは何でしょうか?
媒介契約とは、売主(買主)が不動産業者へ仲介を依頼した場合に、双方が販売(買主の場合は購入)活動について確認しあう契約のことで、必ず書面に残します。
この書面(媒介契約書)は宅地建物取引業法で不動産業者が交付を義務付けられています。
媒介契約を結ぶ際に家の販売価格(売出価格)や業者へ支払う仲介手数料の額、支払う時期などを決めることになります。
不動産業者と契約となると、かしこまってしまう人もいるでしょう。
ですが契約はあなたが指定した場所で行えますし、必要なものは印鑑くらいで認印で大丈夫です。
また金銭はもちろんのこと、添付書類や収入印紙を準備する必要もありません。
内容を確認して分からないこと、納得がいかないことがあったら、すぐに業者へ質問をしましょう。
媒介契約には下表のとおり3種類の契約形態があります。
専属専任媒介契約 | 専任媒介契約 | 一般媒介契約 | |
---|---|---|---|
他業者への依頼 | × | × | ○ |
売主自ら買主を見つけた場合の直接取引 | × | ○ | ○ |
契約期間 | 3ヶ月以内 | 3ヶ月以内 | 実務上3ヶ月以内※1 |
レインズ※2への登録義務 | 契約から5日以内 | 契約から7日以内 | 義務なし 任意で可 |
売主への状況報告義務 | 1週間に1回以上 | 2週間に1回以上 | 義務なし |
※1 法令上の制限はなし
※2 レインズとは国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構のこと
問題は専任か一般か?
専属専任及び専任媒介契約は、制限や制約が厳しい変わりに契約に至れば仲介手数料が発生するため、業者は一生懸命営業活動を行ってくれます。
また家を売る業者を一本化する契約なので販売活動がスムーズです。
一般媒介契約は、売主の制限が緩いけれども業者によっては、積極的に営業活動を行ってくれません。
なぜなら一般媒介契約を結んだ複数の業者のうち、お客さんを見つけて契約に至った業者しか仲介手数料をもらえないため、ただ働きになってしまう可能性があるからです。
不動産営業担当は重いノルマを抱えているため、タダ働きを一番嫌います。
そして一般媒介契約の場合は、売主であるあなた自身が各不動産業者へ連絡をとる必要があります。
内覧の予約があった時、売出条件に変更があった時、契約が決まった時などなど。
これはかなりの時間と労力が必要です。
オススメの媒介契約は?
私がオススメする媒介契約は、『専任媒介契約』です。
専任媒介契約の最大の特徴は、 売主自ら買主を見つけた場合に直接取引を認められている点 です。
住宅ローンが残っている場合
あなたが売る家に住宅ローンが残っている場合、家を売ることが決定したこの段階で、早めに融資を受けた銀行へ連絡を入れておく必要があります。
住宅ローンを借りるには必ず抵当権が設定されます。
要するに住宅ローンを支払えなくなった場合の担保ですね。
この抵当権が抹消されないと不動産を売却できないためです。
STEP3 販売(広告~内覧)
いずれかの媒介契約を結ぶと数日でレインズに売却情報が公開されます。
情報が公開されたことによって、チラシやネット広告などで一般の人にも情報が知れ渡ります。
問い合わせを受けた不動産業者は、お客さんを連れて内覧に訪れます。
売る家に住みながら内覧を行う場合、下記ポイントを押さえると印象がよくなります。
|
売ろうとしている家に住んでいない場合は、専門業者によるクリーニングを入れると印象がいいでしょう。
どちらの場合でもリフォームに関しては、最低限壊れている設備などを修理する程度で余計なお金をかけない方が無難です。
リフォームは中古住宅の場合、自分で自由にプランニングできるというメリットがありますが、買主の趣味に合わないリフォームをしてしまったがために売れなくなってしまうこともあります。
また例えばリフォームに300万円費用をかけたとしても、売買金額や査定金額が300万円上乗せできないケースが多いからです。
なのでリフォーム可否の判断は、不動産業者に相談することをオススメします。
販売価格があまりに相場より高いと、問い合わせがないため業者から値下げの提案を受けることになります。
そして内覧を終え買主に購入意思があった場合、購入申込書をもらいます。
STEP4 売買契約(重要事項説明)
売主、買主双方の意思が合致すると、全員(売主、買主、不動産業者)が一堂に会し売買契約を締結します。
契約時に売主は買主から手付金(売買代金の10%程度が一般的)を受領します。
この手付金は残代金支払い時に売買代金に充当するもので、契約の成立を表す意味合いが強いです。
双方で「こんなこと知らない」、「こんなはずではなかった」ということがないように、売買契約を結ぶ前までに重要事項の説明をすることが宅地建物取引業法で義務付けられています。
重要事項説明とは取引する物件についての詳細や取引する条件などが記載されている、重要事項説明書に記名押印した宅地建物取引士が宅地建物取引士証を提示したうえで、説明を行うことです。
実務的には売買契約書と重要事項説明書を事前にデータや紙媒体でもらい内容を確認し、売買契約と同時に重要事項説明を行うことが一般的です。
また、どうしても双方が契約に立ち会えない場合は、業界用語で『持ち回り』といって売主と買主別々に重要事項説明と署名押印を行って済ますケースもあります。
(業者によって『持ち回り』をやりたがらない場合もあります。)
分からないことや疑問に思ったことは、必ず契約前に確認することがトラブルを避けるために必要です。
売主が契約時に必要なもの
本人確認書類 | 犯罪収益移転防止法の対象事業者である宅地建物取引業者は、不動産売買の契約を行う場合 本人確認をしなければならないため身分証が必要です。 一般的に免許証やパスポート、マイナンバーカードなどいずれか一点を提示します。 その他、以下のものが必要になります。 |
---|---|
実印 | |
印鑑証明書 | 3ヶ月以内に取得したもの1通 |
登記済証または登記識別情報 | 買主へ提示するため(ない場合は事前に司法書士へ要相談!) |
建築確認通知書(検査済証) | |
固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書 | 固定資産税の納税額を確認するため必要。 のちのち登録免許税の算出にも必要なため最新のものを取得しましょう。 |
収入印紙 | 売買契約書貼付用の収入印紙で売買金額によって印紙代金も変わります。 |
手付金領収書 | 通常不動産業者が用意してくれるので大丈夫です。 |
仲介手数料 | 不動産業者へ支払うもので、媒介契約時に決めた手数料の金額、割合になります。 契約時に全額を請求されても法的に問題はありませんが、契約時半分、残代金決済時に半分の金額が支払われることが多いです。 |
(住民票) | 登記上の住所と現住所が違う場合、3ヶ月以内に取得したもの1通 |
(土地測量図・境界確認書) | 一戸建てや土地取引の場合 |
(管理規約や使用細則等) | マンション取引の場合 |
(建築協定書等) | 協定がある場合 ※売りたい家が共有名義となっている場合は、共有者全員分の書類が必要になります。 |
STEP5 引渡し(残代金決済)
買主が住宅ローンを組んでいる場合、本審査とローン契約の完了を待たなければなりませんがあと一息です。
通常引渡し(残代金決済)は買主側の指定した金融機関で行います。
契約で顔を合わせた面々プラス所有権移転登記(売主にローンが残っていれば抹消登記)をするため司法書士が同席します。
登記するための委任状などに署名捺印をし、買主は残代金の振込を行います。
実務上、残代金の着金確認がとれた段階で鍵を買主へ引渡し完了となります。
売主が決済時に必要なもの
本人確認書類 | 一般的に免許証やパスポート、マイナンバーカードなどいずれか一点を司法書士へ提示します。 |
---|---|
実印 | |
印鑑証明書 | 3ヶ月以内に取得したもの1通 |
登記済証または登記識別情報 | |
住民票 | |
売却物件の鍵(全て) | |
残代金および固定資産税等精算分領収書 | 通常不動産業者が用意してくれるので大丈夫です。 |
取扱説明書やパンフレット等 | |
仲介手数料 | 媒介契約時に決めた手数料の金額で契約時に半分支払っていれば、残額。 |
登記費用 | 事前に司法書士から見積書が届きます。 |
+α 確定申告
無事に家が売れたとしても、それで「めでたしめでたし」ではありません。
売却益がプラスでもマイナスであっても、売却した翌年に確定申告をすることは覚えておきましょう。
分からないことは所轄の税務署で優しく教えてくれるので安心です。
最後に管理人からメッセージ
まずは、私のつたない文章をここまで読んでいただきありがとうございました。
のっけから『3ない宣言』などと暑苦しい宣言をしてしまいましたが、家を売る成功の秘訣は、あなたが『いい担当』に出会えるかどうかがカギを握ります。
不動産一括査定サイトのサービスを利用すると、一度の不動産情報と個人情報の入力で複数の不動産業者に査定依頼が可能で、対象物件の取扱が得意な業者を選定できます。
査定書を見比べ、査定根拠を聞き比べて、あなたが一番信頼と納得できる不動産業者と契約を結んで下さい。
家を売るはじめの一歩として、不動産一括査定サイトのサービスを上手く利用してみてはいかがでしょうか?
最後に当サイトをうまく活用して、あなたが笑顔でグッバイホームできることをお祈りします。
管理人の金井がオススメする不動産一括査定サイト
HOME4Uは株式会社NTTデータ・スマートソーシングが運営する不動産一括査定サービスです。 国内初の不動産一括査定サイトで、今年で19年目となる老舗中の老舗。売却査定数も累計35万件と確かな実績を誇っています。 北海道から沖縄まで、全国の不動産会社が登録。 |
45秒で簡単に査定を依頼することができる一括不動産査定サイトのリビンマッチ。 これまでに、440万人以上の方がサイトを利用しており、96%の利用者がリビンマッチの査定サービスに満足だと答えています。 査定と同時に不動産物件の相場を知ることができるようになっています。 登録されている1,400社の不動産業者にはそれぞれ得意分野があるので、物件によっては1,000万円ほどの差額が出ることもあり、最適の業者を選ぶ手助けをしてくれます。 |
イエウールは全国約1,600社以上の不動産会社が登録している一括査定サービスです。 全国の相場で判断するのではなく、過去の実績や周辺地域の価格なども参考に見積もりを出してくれるのが特徴。 わずか60秒で入力完了。最大6社に一括査定依頼ができます。 |
当サイトについて
【保存版】現役不動産屋が徹底解説!家を早く高く売る方法
自己紹介及びポリシー
数ある不動産一括査定紹介サイトの中からご訪問いただきまして、ありがとうございます。
当サイト『グッバイホーム』は、不動産業を営んでいる金井が運営管理人として、正直・真面目をモットーに監修しています。
ただでさえ不動産は、専門用語や数字が多用されるため、とっつきにくいイメージを持たれるのではないでしょうか?
当サイトでは家を売りたい人が本当に知りたいこと、現場にいるからこそ伝えられる活きた情報、時には業界のタブーにも触れて、ポイントを押さえながら初心者のアナタにも分かりやすく伝えていきます。
そして...。
後悔しない!損しない!だまされない!
2018年の運営当初は、様々な一括査定サイトがある中で厳選したサイトを紹介する場でしたが、一人でも多くの人が不動産売却で後悔や損をしたり、だまされたりして欲しくないという思いが日に日に強くなり、『不動産一括査定グッバイホーム』を立ち上げてしまいました。
今では当サービスを利用して、不動産売却に成功した多くのお客様から感謝の言葉をいただけるようになり嬉しい限りです。
現役不動産屋が作った一括不動産査定サイト『グッバイホーム』。 45秒のカンタン入力で査定を依頼することができるので、これまで440万人以上の方にご利用・ご満足いただきました。 登録業者数は日本全国1,400社を超えるので、アナタの希望条件にマッチした不動産会社と出会えます。 当サイトはプライバシーマークを取得しているため、心配なセキュリティ対策もバッチリです。 |
その答えは、ズバリ『いい担当に出会えるか』につきます。
いい営業担当と信頼関係を築き、連携を取ることが早く高く家を売る一番の近道です。
家を売るにあたってネットを使えばいろいろな情報を手に入れられる現代でも、本当に知りたいことは検索してもなかなか出てきません。
ネットの情報は手軽に調べられて便利な反面、当てにならない場合もあります。(情報自体間違っていたり、古かったり、同業他社の悪口であったり)
時間も無限ではないため自分では分からないこと、できないことや面倒なことは誰かに相談や依頼をしましょう。
身近に信頼できるプロがいれば悩みや疑問を相談できますが、大抵の人は不動産業者へ訪問もしくは連絡をすることでしょう。
日本の宅建業者数は2019年(平成31年)3月末時点で124,451業者もいて、5年連続で増加してます。
そこに従事している営業マンが数えきれないほど在籍している中で、あなたにとっていい担当に巡り合える確率は、とてつもなく低いと言えます。
不動産業者の営業担当は、みな重いノルマを抱えて同業他社ひいては同じ社内、店舗内でも厳しい競争をしているのです。(担当エリアなどあってないようなものです)
その結果、営業担当が自己の利益を優先することによって、何も分からないお客さんをだましたり損をさせたりするかもしれません。
後々あんな担当に任せなければよかった…と後悔する人も数多く目にしてきました。
いい担当というのは、評価する人が何を優先するかによって違います。
|
などなど、上記全ての条件を満たす完璧な担当は存在しないかもしれません。
いい担当に出会うため、最寄り駅近くの不動産業者を一社一社訪れるのも非現実的です。
そこで近年利用者が増えている、不動産一括査定サイトを利用していい担当と出会うという選択肢があります。
家を早く高く売る必須ツール『不動産一括査定グッバイホーム』とは?
あなたが売りたい家の情報と連絡先を入力することによって、複数の不動産業者から査定金額の提示を受けることが可能なサービスです。
不動産一括査定グッバイホームには、テレビCMや広告で見聞きしたことのある大手から地域密着型の中小まで、全国1,400社以上のさまざまな不動産業者が登録されています。
そう思うのも無理はありません。
かくいう私自身も、一括査定のサービスで始め当初 『不動産一括査定サイト』は、オススメできないサービス でした。
しつこい営業やわざと高い査定を提示するなど容易に想像できるため、不信感でいっぱいだったからです。
不動産業を営んでいる私ですらそう感じるのですから、いまから家を売ろうとするアナタが不安に思うのは当然のことです。
けれども不正やコンプライアンスの問題で話題になれば一瞬で炎上してしまう昨今、質の悪いサービスや業者は必然的に改善を余儀なくされる、もしくは淘汰されます。
よりよいサービスにしようという運営側の努力や運用年数が経過したことによって、サービスの質も向上し、業者も選別されました。
何より利用者数を増やしているということは、世の中に便利なサービスであると認められているほかありません。
家を売る時に信頼できるプロが身近にいない場合、業者にだまされたり損をしないため大体の相場観を知ることは絶対必要です。
相場を理解していないと適正価格が分からないまま販売活動が長期化して、金銭的にも精神的にもマイナスになります。
相場を知るための第一歩として手軽に複数社へ査定を依頼できる『不動産一括査定サイト』を利用することは最適ではないか?と心変わりしました。
そんな不動産一括査定サイトですが、メリットはもちろんのこと、デメリットもあります。
それぞれを紹介するので、一括査定の前にしっかりと目を通してください。
『不動産一括査定グッバイホーム』利用のデメリット
まずは悪い面から見ていきましょう。
営業がしつこい場合がある
連絡先を教えれば、もちろん連絡がきます。
ただでさえ忙しい毎日の生活の中で、ひっきりなしに営業の電話がかかってくると誰でも気持ちのいいものではありません。
けれども営業担当者の目線では目の前に家を売りたいお客さんがいるのに、声をかけるなという方が無理があります。
「メールのみの対応」を査定依頼時に要望することで、不要な電話を無くすことができます。
それでも他社との差別化を図るため、電話連絡タブーの場合でも上手いことを言って直接コンタクトをとってくる業者がいるのも事実です。
万一電話がかかってきた場合の対処法として効果抜群な魔法の言葉があります。
知人のいる他社で決めました。
これで不要な営業は撃退できます。
また利用した一括査定サイト運営元へ報告を入れておけば、しつこく電話されることを防げます。
ひとつ言えることは、営業がしつこい=あなたの売りたい家が業者にとって魅力的な物件であるということを覚えておきましょう。
判断が難しい
複数社の査定金額がでてくるため、何を基準に業者を選べばいいか分からない人が多いでしょう。
一括査定サイト開始当初、とにかくお客さんの気を引くために高い査定金額を提示してくる業者がいたのは事実です。
しかし現在では他社とかけ離れた査定金額を提出する業者は減っています。
業者選びの判断基準は、アナタが納得できる査定の根拠をしっかり提示してもらうことです。
一括査定を受けられない場合がある
離島であったり過去に取引事例がない地域や規模の場合、業者が対応できないため一括査定サービス自体受けられない場合があります。
それでも対応してくれる不動産会社が見つかるかもしれないので、自分が売りたい地域が地方や田舎だからダメかも…と決めつけずに一括査定を利用してみることをオススメします。
このようにデメリットがあるサービスですが、それ以上にメリットの方が大きいです。
『不動産一括査定グッバイホーム』利用の5つのメリット
無料である
無料って聞くと裏があるのでは?と勘ぐってしまうのは人の性ですが、安心してください。
本当に無料で査定依頼が可能です。
これは国家資格である不動産鑑定士以外、不動産の査定を有料で行うことを法律で禁止しているからです。
もちろん紹介された業者に不動産鑑定士が在籍していても、一括査定サイトから依頼して査定書が届いた場合、費用を請求されることはありませんのでご安心を。
不動産一括査定グッバイホームは登録業者からの会費や手数料で運営が成り立っているため、売主であるアナタが費用を請求されることは一切ありません。
悪質な業者がいない
事前のヒアリング審査や第三者機関による信用調査を行うことで、悪徳業者をブロックしたり加盟企業の質を高く維持するため、サービス向上の取り組みを行っています。
電話対応が得意でなければメールで業者とのやりとりが可能
何社からもかかってくるしつこい電話営業は、誰しもが避けたいところです。
この対策として査定依頼時に「メールのみの対応」と要望を伝えることで自分のタイミングで業者とのやりとりが可能になります。
またメールの文章は書き手の人柄が結構でるのです。
文面はもちろん、誤字脱字や対応の早さであったり、文章間から読み取れる性格であったり、どんな人物かを判断するうえで参考になります。
電話連絡が煩わしい人はメールでのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょう?
安心安全のサービス
『不動産一括査定グッバイホーム』ではプライバシーマークの取得と法令順守により、お客様の個人情報を徹底管理しています。
個人情報や不動産の情報が許可なく公開されることは一切ありませんので、安心安全です。
売りたい不動産及び地域を得意とする業者を紹介してくれる
不動産取引は業歴が長ければいいものでもありませんが、知識や経験のない人に大事な資産の売却を任せたくないものです。
また自分が売りたい物件がある地域についての情報が乏しい営業担当には、物件の魅力が分からないため査定金額に信ぴょう性がありません。
自身の所有する不動産と条件の近い成約価格は、不動産業者であれば誰でも調べることが可能です。
『グッバイホーム』に登録している地域密着型の業者でしたら、取引事例の他にもプラスα(駅や商業施設の再開発の計画がある・デメリットを語れるなど)で査定根拠を明示できるような担当に出会えます。
身近に信頼できるいい担当がいない場合は、不動産一括査定グッバイホームのメリットとデメリットをしっかり確認してから利用を検討してみてください。
家を売るなら何を基準に業者を選べばいいの?
不動産一括査定グッバイホームでは全国1,400社以上の企業が登録されています。
多くの不動産業者の中から何を基準に業者を選べばいいか解説します。
まず最初に信頼できる不動産業者もしくは担当がいる場合は、そちらに相談することをオススメします。
家を売る時には、売主であるアナタと営業担当者の信頼関係が一番大切だと私は思うからです。
どこへ行ったらいいか、どこへ相談すればいいか分からない人に不動産一括査定グッバイホームの利用をオススメします。
不動産業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
アナタの売りたい家はどんなエリアか
都市圏では大手不動産業者に販売力があります。
主要な駅には店舗がありますし、広告を大量に撒ける資力も備えています。
地方の物件では、地域密着型でその地域の売却に強い地元の不動産業者が多いといえます。
大手と地域密着型の不動産業者どちらからも査定してもらえると、売却の後ろ盾になって心強いですが、エリアの特徴を把握しておくと良いでしょう。
またせっかく不動産一括査定サイトを利用しようと思っても、自分の家の対象エリアが対応していない場合もあるので注意が必要です。
査定に根拠がある
大切な資産を売却するうえで、査定に確たる根拠があれば心強いものです。
納得のいく査定根拠を示してくれるということは、地域の特性や情報に強いので売却もスムーズにいく可能性が高いでしょう。
業歴が長い
不動産業界歴が長いに越したことはありません。
実績はもちろん金融機関や近隣住民の評価を得られなければ不動産業を営み続けることは難しいため、少なくとも業歴が長いということは信用につながる大事な部分です。
けれど、業歴が短くても有能な営業が独立したばかり業者というケースも考えられるため、あくまで判断材料の一部として心得ましょう。
結局はヒト
私は大手担当だから安心、中小担当だから不安とは一切いいません。
どんなことでもいえるかもしれませんが、結局はヒトなんです。
テレビコマーシャルで知っている有名な企業だから、良い業者であり、良い担当がいるわけではありません。
大手は資金があるので会社が突然無くなることはないでしょうが、異動のため担当が変わることはよくあります。
一方で地域密着型の中小企業だから、フットワークが軽く決定が早いともいえません。
結局のところ営業担当の裁量や能力による部分が大きいからです。
|
このような担当は信頼できるのではないでしょうか?
家を売る基本5ステップ+α
家を売るのは初めてという人が多いと思いますが、買う場合と比べて売るための情報は少ないため何を参考、どこへ相談すればいいか迷います。
ここではあなたが後悔しないために、家を売るうえで知っておかなければならない情報と基本的な流れを説明します。
家を売る流れは大まかに次の通りです。
|
それぞれ詳しく解説していきます。
STEP1 査定・準備
家を売るために最初にしなければならないことは、不動産業者へ査定を依頼して大体どのくらいの金額で売却ができるかを知ることです。
このとき1社だけではなく複数の業者へ査定を依頼し、比較検討できるようにしましょう。
複数の業者へはここまでも解説してきた不動産一括査定サイトを利用することで、手間をかけることなく数社に依頼が掛けられます。
机上査定と訪問査定
机上査定とは住所・広さ・築年数などの簡易的な情報と過去の成約事例、現在の不動産市場の動向から金額を査定する方法です。
あくまで机上なので、不動産業者が現地を確認するわけではありません。
家を売ることが具体的でない場合は、この机上査定で十分 です。
訪問査定とは実際に売る予定の家を不動産業者に訪問してもらい、外観から内装、設備の状態をチェックすることで机上査定よりも正確な価格を出してもらえる査定方法です。
実査定とも呼ばれます。
机上査定でも訪問査定でも、この段階で『不動産一括査定サイト』を利用すると、大手から地域密着型の不動産業者まで一括で依頼ができるためとても便利です。
販売方法もしっかりと計画しよう
オーナーチェンジ物件や特殊な事情がない限り、家を買う人のなかで内覧(内見とも言います)をしないまま購入を決める人はいません。
住みながら販売をするか、引越しをするか、リフォームをするかなど大枠は決めておいたほうがいいでしょう。
また、あまり知られていないのですが家を売る手段が二つあることを知っていますか?
一つは『仲介』、そしてもう一つは『買取』という手段です。
仲介 |
仲介とは、売主と買主の間に入って両者の契約を成立させることです。 |
---|---|
買取 |
これに対して買取は買主=不動産業者になるため、家を早く売りたい人に向いています。 |
STEP2 媒介契約(仲介業者選定)
査定金額が出そろったら、次のステップとして仲介業者を選ぶ必要があります。
不動産業者は査定を依頼するだけでは、販売するための営業活動を行ってくれません。
媒介契約を結ぶことで初めてアナタの家を広告に載せたり、お客さんを家に連れてきてくれます。
媒介契約とは?
では聞きなれない言葉『媒介契約』とは何でしょうか?
媒介契約とは、売主(買主)が不動産業者へ仲介を依頼した場合に、双方が販売(買主の場合は購入)活動について確認しあう契約のことです。
媒介契約の内容は媒介契約書という書面に記し、宅地建物取引業法で不動産業者による交付が義務付けられています。
媒介契約を結ぶ際に家の販売価格(売出価格)や業者へ支払う仲介手数料の額、支払う時期などを決めることになります。
不動産業者と契約となると、かしこまってしまう人もいるでしょう。
ですが契約はあなたが指定した場所で行えますし、必要なものは印鑑くらいです。(認印で大丈夫です)
また金銭はもちろんのこと、添付書類や収入印紙を準備する必要もありません。
内容を確認して分からないこと、納得がいかないことがあったら、すぐに業者へ質問をしましょう。
媒介契約には下表のとおり3種類の契約形態があります。
専属専任媒介契約 | 専任媒介契約 | 一般媒介契約 | |
---|---|---|---|
他業者への依頼 | × | × | ○ |
売主自ら買主を見つけた場合の直接取引 | × | ○ | ○ |
契約期間 | 3ヶ月以内 | 3ヶ月以内 | 実務上3ヶ月以内※1 |
レインズ※2への登録義務 | 契約から5日以内 | 契約から7日以内 | 義務なし 任意で可 |
売主への状況報告義務 | 1週間に1回以上 | 2週間に1回以上 | 義務なし |
※1 法令上の制限はなし
※2 国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構のことで詳しくは、レインズとは?一般の人でも見られる?不動産の価格を調べる方法!記事を参考にして下さい
問題は専任か一般か?
専属専任及び専任媒介契約は、制限や制約が厳しい変わりに契約に至れば仲介手数料が発生するため、業者は一生懸命営業活動を行ってくれます。
また家を売る業者を一本化する契約なので販売活動がスムーズです。
一般媒介契約は、売主の制限が緩いけれども業者によっては、積極的に営業活動を行ってくれません。
なぜなら一般媒介契約を結んだ複数の業者のうち、お客さんを見つけて契約に至った業者しか仲介手数料をもらえないため、ただ働きになってしまう可能性があるからです。
不動産営業担当は重いノルマを抱えているため、タダ働きを一番嫌います。
そして一般媒介契約の場合は、売主であるアナタ自身が各不動産業者へ連絡をとる必要があります。
内覧の予約があった時、売出条件に変更があった時、契約が決まった時などなど。
これはかなりの時間と労力が必要です。
オススメの媒介契約は?
私がオススメする媒介契約は、『専任媒介契約』です。
専任媒介契約の最大の特徴は、 売主自ら買主を見つけた場合に直接取引を認められている点 です。
アナタの家を買いたいという人は親戚や隣人など以外と身近にいるかもしれません。
住宅ローンが残っている場合
あなたが売る家に住宅ローンが残っている場合、家を売ることが決定したこの段階で、早めに融資を受けた銀行へ連絡を入れておく必要があります。
住宅ローンを借りるには必ず抵当権が設定されます。
要するに住宅ローンを支払えなくなった場合の担保ですね。
この抵当権が抹消されないと不動産を売却できないためです。
STEP3 販売(広告~内覧)
いずれかの媒介契約を結ぶと数日でレインズに売却情報が公開されます。
情報が公開されたことによって、チラシやネット広告などで一般の人にも情報が知れ渡ります。
問い合わせを受けた不動産業者は、お客さんを連れて内覧に訪れます。
売る家に住みながら内覧を行う場合、下記ポイントを押さえると印象がよくなります。
|
売ろうとしている家に住んでいない場合は、専門業者によるクリーニングを入れると印象がいいでしょう。
どちらの場合でもリフォームに関しては、最低限壊れている設備などを修理する程度で余計なお金をかけない方が無難です。
リフォームは中古住宅の場合、自分で自由にプランニングできるというメリットがありますが、買主の趣味に合わないリフォームをしてしまったがために売れなくなってしまうこともあります。
また例えば外壁塗装などでリフォーム費用を300万円かけたとしても、売買金額や査定金額に300万円上乗せできないケースが多いからです。
このためリフォーム可否の判断は、不動産業者に相談することをオススメします。
また販売価格があまりにも相場より高いままだと、結局お客さんからの問い合わせはないため業者から値下げの提案を受けることになるでしょう。
不動産が動く時期を逃し時間だけ経過して家が売れない場合は、何かしらの理由がありますのでアナタが売り方に不信感を持ったならば業者を変更することも考えなければなりません。
順調に内覧を終え買主に購入意思があった場合、購入申込書(買付証明書)をもらいます。
この段階では値引きの要望があることが多いでしょう。
買主の要望を100%飲まなければならない訳ではないので、あらかじめ値下げの下限価格は決めておくと後々後悔せずに済みます。
なお値引きについて気になるアナタは、家を売るために値引きは必要?タイミングと交渉の仕方!記事を読んで事前に対策を講じましょう。
STEP4 売買契約(重要事項説明)
売主、買主双方の意思が合致すると、全員(売主、買主、不動産業者)が一堂に会し売買契約を締結します。
契約時に売主は買主から手付金(売買代金の10%程度が一般的)を受領します。
この手付金は残代金支払い時に売買代金に充当するもので、契約の成立を表す意味合いが強いです。
双方で「こんなこと知らない」、「こんなはずではなかった」ということがないように、売買契約を結ぶ前までに重要事項の説明をすることが宅地建物取引業法で義務付けられています。
重要事項説明とは取引する物件についての詳細や取引する条件などが記載されている、重要事項説明書に記名押印した宅地建物取引士が宅地建物取引士証を提示したうえで、説明を行うことです。
実務的には売買契約書と重要事項説明書を事前にデータや紙媒体でもらい内容を確認し、売買契約と同時に重要事項説明を行うことが一般的です。
また、どうしても双方が契約に立ち会えない場合は、業界用語で『持ち回り』といって売主と買主別々に重要事項説明と署名押印を行って済ますケースもあります。
(業者によって『持ち回り』をやりたがらない場合もあります。)
分からないことや疑問に思ったことは、必ず契約前に確認することがトラブルを避けるために必要です。
売主が契約時に必要なもの
本人確認書類 | 犯罪収益移転防止法の対象事業者である宅地建物取引業者は、不動産売買の契約を行う場合 本人確認をしなければならないため身分証が必要です。 一般的に免許証やパスポート、マイナンバーカードなどいずれか一点を提示します。 その他、以下のものが必要になります。 |
---|---|
実印 | |
印鑑証明書 | 3ヶ月以内に取得したもの1通 |
登記済証または登記識別情報 | 買主へ提示するため(ない場合は事前に司法書士へ要相談!) |
建築確認通知書(検査済証) | |
固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書 | 固定資産税の納税額を確認するため必要。 のちのち登録免許税の算出にも必要なため最新のものを取得しましょう。 |
収入印紙 | 売買契約書貼付用の収入印紙で売買金額によって印紙代金も変わります。 |
手付金領収書 | 通常不動産業者が用意してくれるので大丈夫です。 |
仲介手数料 | 不動産業者へ支払うもので、媒介契約時に決めた手数料の金額、割合になります。 契約時に全額を請求されても法的に問題はありませんが、契約時半分、残代金決済時に半分の金額が支払われることが多いです。 |
(住民票) | 登記上の住所と現住所が違う場合、3ヶ月以内に取得したもの1通 |
(土地測量図・境界確認書) | 一戸建てや土地取引の場合 |
(管理規約や使用細則等) | マンション取引の場合 |
(建築協定書等) | 協定がある場合 ※売りたい家が共有名義となっている場合は、共有者全員分の書類が必要になります。 |
STEP5 引渡し(残代金決済)
買主が住宅ローンを組んでいる場合、本審査とローン契約の完了を待たなければなりませんが、ここまでくればあと一息です。
通常引渡し(残代金決済)は買主側の指定した金融機関で行います。
契約で顔を合わせた面々プラス所有権移転登記(売主にローンが残っていれば抹消登記)をするため司法書士が同席します。
登記するための委任状などに署名捺印をし、買主は残代金の振込を行います。
実務上、残代金の着金確認がとれた段階で全ての鍵を買主へ引渡し完了となります。
売主が決済時に必要なもの
本人確認書類 | 一般的に免許証やパスポート、マイナンバーカードなどいずれか一点を司法書士へ提示します。 |
---|---|
実印 | |
印鑑証明書 | 3ヶ月以内に取得したもの1通 |
登記済証または登記識別情報 | |
住民票 | |
売却物件の鍵(全て) | |
残代金および固定資産税等精算分領収書 | 通常不動産業者が用意してくれるので大丈夫です。 |
取扱説明書やパンフレット等 | |
仲介手数料 | 媒介契約時に決めた手数料の金額で契約時に半分支払っていれば、残額。 |
登記費用 | 事前に司法書士から見積書が届きます。 |
+α 確定申告
無事に家が売れたとしても、それで「めでたしめでたし」ではありません。
売却益がプラスでもマイナスであっても、売却した翌年に確定申告をすることは覚えておきましょう。
分からないことは所轄の税務署で優しく教えてくれるので安心です。
なお確定申告について詳しく知りたい方は、確定申告シーズン到来!不動産売却翌年に確定申告しないと損するかも記事で解説しています。
家を売る方からよくあるご質問
家を売るときにかかる費用はどんなものがあるの?
家を売るには様々な費用がかかってきます。
いつまでにどのくらいの費用がかかるの?と疑問に思うことでしょう。
かかる費用の大半を占めるのが不動産業者に支払う仲介手数料です。
家を売ることが初めてで不安というアナタは、家を売る時にかかる費用はいつどれくらいかかるの?を読んで収支のシミュレーションをしてみましょう。
家を売ると税金はかかるの?
2019年には増税もあったので気になるところですが、個人が家を売るとき不動産に対して消費税はかかりません。
けれども消費税が一切かからない訳ではなく、不動産売却には様々な費用に対して税金が関わってきます。
家を売るとかかる税金とは?何がいくらかかる? 節税の方法とはを読めば税金の特例や節税の方法を知ることができます。
そのなかでも特に大切なマイホームの売却時に適用可能な3,000万円特別控除の説明もありますので、アナタにオススメの内容です。
家を売るのと貸すのはどちらが得?
突然の転勤、同居や独立など世帯人数の変化によって、住んでいる家を売るか貸すかで悩んでいる人は多いと思います。
どちらの方が得するかは、その不動産により一概には判断できません。
家を売るべき?貸すべき?どちらがオススメか現役不動産屋の見解を読んで家を売るのと賃貸に出す場合のメリット、デメリットをそれぞれ理解し、アナタがどのケースに当てはまるかシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
家を売るならリフォームはどのくらいすればいい?
家を売るときにリフォームを行っていれば高く売れるわけではありません。
住宅設備を新品にしたり見た目がキレイになれば買主へのイメージは良くなりますが、不動産には必ず相場というものがありますし、人の好みも千差万別です。
家をどの程度リフォームするか迷っているアナタには家を売るときリフォームやリノベーションは不動産査定に効果的?記事がオススメです。
また不動産に新しい価値を生み出す大掛かりな工事の「リノベーション」が与える効果についても触れています。
古い家だから解体して更地にした方が売りやすい?
古い家だからといって解体して更地にすれば売れるとは限りませんし、逆にそのままの状態の方が需要がある場合だってあるでしょう。
また解体費用も決して安いものではありません。
解体して家を売るには様々なメリットとデメリットがあるため、家を売るなら解体して更地にするべき?気になる解体費用も徹底解説!を読んでアナタのケースと照らし合わせてみて検討すると良いでしょう。
近所に気付かれないように家を売ることはできる?
離婚や金銭的な問題などのネガティブな理由で家を売るケースでは、近所に売却していること自体を知られたくないものです。
もしも、おしゃべりなご近所さんにバレでもしたら噂はあっという間に広がってしまいますからね。
近所にバレないように家を売るための注意点と売却方法別まとめ!記事では、家を売っていることを近所にバレないようにするための注意点や売却方法を解説しています。
住宅ローンが払えない!どうすればいい?
住宅ローンが払えなくなってしまっても、すぐに家を差し押さえられて競売にかけられてしまうわけではありません。
金銭的な問題を周囲に気付かれないまま、高く家を売ることが可能な「任意売却」という選択肢があります。
この住宅ローンが払えない時の選択肢「任意売却」!後悔しないためにやるべきこと記事を読んで任意売却が可能なリミットを把握して、少しでも早く動き出すことが生活を再建させるために必要です。
また、任意売却物件を購入した筆者だからアナタへ伝えられる情報もあります。
家を売るアナタへ管理人からメッセージ
まずは、私のつたない文章をここまで読んでいただきありがとうございました。
のっけから『3ない宣言』などと暑苦しい宣言をしてしまいましたが、家を売る成功の秘訣は、アナタが『いい担当』に出会えるかどうかがカギを握るのです。
不動産一括査定サイトのグッバイホームを利用すれば、不動産情報と個人情報を一度入力すると複数の不動産業者に査定依頼が可能で、対象物件の取扱が得意な業者を選定できます。
もちろんアナタの大切な個人情報は厳重に保護されており、セキュリティ対策もバッチリです。
査定は一社だけで決めるのではなく、複数の業者から査定をもらうことがポイントになります。
査定書を見比べ、査定根拠を聞き比べて、一番信頼と納得できる不動産業者と媒介契約を結んで下さい。
それがアナタの大切な家を早く高く売る近道なのです。
家を売るはじめの一歩として、不動産一括査定サイト『グッバイホーム』を上手く利用してみてはいかがでしょうか?
最後に当サイトをうまく活用して、アナタが笑顔でグッバイホームできることをお祈りします。
管理人の金井がオススメする不動産一括査定サイト
現役不動産屋が作った一括不動産査定サイト『グッバイホーム』。 45秒のカンタン入力で査定を依頼することができるので、これまで440万人以上の方にご利用・ご満足いただきました。 登録業者数は日本全国1,400社を超えるので、アナタの希望条件にマッチした不動産会社と出会えます。 当サイトはプライバシーマークを取得しているため、心配なセキュリティ対策もバッチリです。 |
HOME4Uは株式会社NTTデータ・スマートソーシングが運営する不動産一括査定サービスです。 国内初の不動産一括査定サイトで、今年で19年目となる老舗中の老舗。売却査定数も累計35万件と確かな実績を誇っています。 北海道から沖縄まで、全国の不動産会社が登録。 |
イエウールは全国約1,600社以上の不動産会社が登録している一括査定サービスです。 全国の相場で判断するのではなく、過去の実績や周辺地域の価格なども参考に見積もりを出してくれるのが特徴。 わずか60秒で入力完了。最大6社に一括査定依頼ができます。 |
金井
生まれも育ちも仕事も大好きな横浜で人生の大半を過ごす。 地場の建設会社にて施工管理を学ぶ(某有名人宅の新築工事に工事主任として1年間従事)。 同社で不動産の営業、企画にも携わる。 その後、大手不動産会社へ転職し管理と仲介営業を経て2017年に不動産会社を起業。 保有資格:宅地建物取引士、二級建築施工管理技士 |
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