家を売る時にペットは影響する?においと傷の対策は必要?

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2019.06.14

目次

室内飼いの犬や猫のペットは年々増えています。

一戸建て以外でもペットが飼える家は増えており、いまや新築マンションでペット可なのは当たり前。

築年数が古いマンションでも一人暮らしの高齢化問題からペットを飼いたい要望も多く、管理規約を見直したり、飼わない人もルールを守っていればペットがいても構わないと考える人は多くなりました。

では、ペットを飼っていた家を売る時はどのような影響があるのでしょうか。
内覧時に注意すべき点、どこまで直すか、それとも直さずに売るかについて紹介します。

ペット飼育可のマンションの需要

賃貸からの引っ越しでは、ペットを飼いたいという条件で探している人もいます。

新築時からペット飼育可のマンションであれば、ペット用の足洗い場が作られていたり、エレベーターにペットの乗り合わせをあらかじめ外部へ知らせるペットボタンがあったり、動物が苦手な人との共存がしやすい作りがされています。

このような物件の場合は、ペットが飼いたい人にとっては、ペットを飼っていたかがデメリットにはなりにくいといえます。

また、ペットを飼えるといっても管理規約でルールがあるマンションであれば、きちんとした管理がされているマンションとして印象も良くなります。

ペットを飼う予定がない人でも、室内の状況も悪くなければ、ルールがある管理の行き届いたマンションであれば、購入を検討する人はいますので、大きなデメリットにはならないでしょう。

におい・傷・アレルギー問題

自宅のにおいや傷汚れは、慣れてしまって気にならない人が多いですが、他人の家のにおいや汚れには敏感になりますよね。

ましてや何千万円を出して買うか買わないかという視点で見たときはもっと厳しく見られます。

リフォームやリノベーションをすれば匂いや傷はなくなるかもしれませんが、費用が多額にかかります。

しかも直すのに掛けた費用がそのまま価格に上乗せできるとは限りません。

どこまで直すかは家の状態と効果から考えましょう。

においは消せるのか?

その家の第一印象を決めるのは、玄関に入った瞬間のにおいかもしれません。

においは不衛生な印象も与えますから、対策を考える必要があります。

においがつきやすいカーテンなどの布製品や、普段ペットがいる部屋の壁紙などにおいがついてしまうのは避けられませんよね。

ペットのトイレを清潔にすることはもちろん、消臭剤を使ったり業者にクリーニングしてもらったり、布製品の洗濯や状態の悪い壁紙は貼替えを検討した方が良いかもしれません。

ペット以外にも喫煙者がいる場合などはそもそも貼替えなければ、消臭だけではにおいがどうにも取れない場合も多いです。

においの他に傷が多い壁紙は貼替えでかなり印象が良くなります。

壁は視覚的にも大きな割合を占めますから、壁紙の貼替えをすることで黄ばみがなくなり、部屋も明るくなる効果もあります。

フローリングの張替えに比べると壁紙は安価ですので、さらにリビングだけ貼替えたり限られた部屋だけであれば、あらかじめ補修しておくのも取り組みやすいかもしれません。

傷をどこまで直すか?

放し飼いでペットがいる以上ひっかき傷などは、どうしてもあるでしょう。

ペットがいる家の特徴として、飼っていない家よりも傷が多く、これが原因で印象が悪くなることがあります。

築年数相応の傷ではない、ペットの引っ掻き傷が多いときは対策を考えましょう。

フローリングの傷はワックスでも多少見えにくくなることもありますので、自分でやれば一番コスト面では手軽です。

床は壁紙と違い、張替えには家具を完全に移動させなければなりませんし、しかもフローリングの色は人によっても好む色が違います。

壁紙よりもフローリングの張替えはハードルが高いので、買主の迷いが傷の具合であれば値引きに応じた方が賢いかもしれません。

ただし、築年数が30年を超えてきていると、リフォーム前提で購入物件を探しており、安さ重視で室内の傷にそれほどマイナス要素として見ない場合があります。

このような場合は、傷など室内の状況次第では、割安感をアピールした方が売りやすいかもしれません。

においがある、不衛生などの状況でなければ、傷においては相手の要望次第で直さずに価格で解決がするのが良いと言えます。

アレルギーがある買主にはどうするか?

抜け毛など徹底的に掃除するしかありませんが、可能であれば業者のクリーニングを検討しても良いかもしれません。

ただしアレルギーがある購入検討者の場合は、ペットを飼育している事実だけで検討外になることもあるので、ペットの有無は不動産業者にも告知した上で、売却を進める方が良いでしょう。

万人に受ける不動産はありませんから、ペットは絶対にだめというような神経質な人については、値引きをして無理に交渉しなくて良いと思います。

内覧時の印象対策

中古住宅は築年数相応の古さと状態のよさ、綺麗さという点が印象を決めます。

ペットを飼っているか飼っていないかという点を心配するよりも重要なのは、第一印象です。

中古住宅を検討している場合は、およその予算から築年数や広さを絞り込んで比較しています。

当然、築年数が古ければそれなりの経年劣化を想定して見に来ています。

築年数相応の古さは仕方ありませんが、ペットの有無に関わらず、同じくらいの条件の家が二つあれば、傷が多い、汚れている方が価格は安くなりますし、売れにくくなります。

人間誰しも、想像よりも綺麗であれば好印象です。

イメージよりも綺麗である印象や価格の割に状態が良い印象が与えられれば上手く売却が進みます。

そこで内覧(内見)では、印象が良くなるようにおい・汚れは可能な限り直前まで気をつけましょう。

内覧をしてもらう場合は、最低でも訪問前にペットを外に連れ出しましょう。

気にしない購入検討者であっても、ペットがおとなしくしてくれるかは分かりませんし、デメリットになる可能性の方が高いと考えられるからです。

訪問の直前まで抜け毛を掃除、室内を十分に換気することまでは行いたいところです。

値下げの交渉は買主と売主は直接行うのではなく、不動産業者を通して要望があります。

中古住宅の売買では、ペットの有無に関わらず、値引きの交渉があることを前提に不動産業者にも多少高めに最初は売り出すことを提案されることが定番です。

高すぎる売り出し価格は、客を遠ざけますが、少し高めで出して値下げに応じて成約の流れがよくあることなのです。

まずは査定を

中古住宅は常に比較されています。

立地、広さ、築年数、内装の状態を総合して売買価格が決まります。

価格が高いのに傷や汚れがあって、においまである家を買いたいとは思いませんよね。

ペットがいても清掃などの対策ができており、好印象を与えられれば売却は可能です。

やみくもに費用を掛けてリフォームしても、その分高く売れるとも限りません。

そして、売るなら少しでも高く売りたいですよね。

しかし相場を知らずに、自分の希望の金額で売り出しても売れるとは限りません。

高すぎても客はつきませんし、安く売ることになっては損です。

まずはプロの査定を取り寄せてみることから始めましょう。

特にペットがいる場合は、家によって状態にも差がありますから、プロの目が入ることが大切です。

さらに査定は複数あればなお良いでしょう。

複数の査定を同時に取り寄せるには、「不動産一括査定サイト」がお勧めです。

一括査定とは、物件情報を1回入力するだけで、自動的に複数の不動産会社の査定を集めることができるものです。

そして複数の不動産業者の中から訪問査定をお願いしましょう。

ペットがいる場合は、他人である不動産業者に匂いや傷の印象などを指摘してもらい、どこまで直しておくか相談することこで、より販売しやすくなることでしょう。


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soraki

宅地建物取引士を取得し、ディベロッパーのマンション営業として企画、集客、顧客の住宅ローンの審査まで幅広く携わる。 新築分譲マンションのモデルルームでの接客をしながら、審査の通りにくい顧客にも対応し、住宅ローンを提案。 その後、マンション管理会社に転職し、フロント営業となる。修繕の提案や長期修繕計画の作成など、管理業務主任者として分譲マンションの管理組合運営に関わる。

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