近所にバレないように家を売るための注意点と売却方法別まとめ!

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2019.05.20

目次

家を売る理由でも離婚や隣人トラブル、住宅ローンが苦しいなどネガティブな事情を抱えていることは珍しくはありません。

しかし、近所の人に知られるのは嫌なもの。

普通に家を売る時のように広告を出したら、気づかれてしまうかもしれません。

不動産会社が何度も訪ねてくるかもしれません。

近所にバレないよう売却方法別に家を売る手順について紹介します。

買取業者という選択

最もシンプルな解決方法です。

業者に1回来てもらうだけなので、何度も見学者が出入りするのを近所の人に見られたりすることもありません。

引渡し時期さえ決まれば、即契約と残金決済も可能なため、一刻も早く引越しをする必要がある時にも使えます。

さらに広告を出さずに済むという大きなメリットがあります。

近所にバレないように売るのにピッタリです。

買取業者は仲介業者ではありませんので、自社で買いリフォームや建て替えをして再販売をすることを目的にしています。

家の所在地や広さを基本に、建て替える目的であれば、取り壊し費用も計算に入れつつ、買取額を算出します。

買取業者と売主間の直接売買になるので、買取を選択した場合は仲介手数料もかかりません。

ただし、再販売のためにも業者は安く買いたいという思いがありますから、仲介よりも買取は取引価格が低くなるといわれます。

買取業者を複数検討して、数十万~100万円程度買取価格を上げる交渉ができる余地はありますが、基本的には提示の買取額に納得できるかどうかの判断しかありません。

近所の人に知られたくない時やネガティブな売却理由でも業者は気にしませんから、価格の交渉さえ折り合いがつけば、最も楽な売却方法です。

業者へ相談する

仲介に出した場合、買主を探すために広告を出すことになりますね。

広告はネットやチラシなど様々な形態があるので、どのような形で出すことになるのか、不動産会社に確認しておきましょう。

特に家は近隣の人が買うことが多いので、不動産会社も近隣に対しての広告には力を入れます。

そのため、ポスティングチラシや折り込みチラシで近所の人が知る可能性があります。

集客の機会を逃すことは理解しつつも、広告を配布するエリアから近所を避けることをあらかじめ伝えることが必要です。

また現地に売り出し中と告知したほうが目にも留まりますし、広告を見た人がいざ現地を確認しにきた時に迷いませんよね。

戸建であれば売り物件というのぼりやカラーコーンを置くことになりますが、これだと一発で近所の人は気づくことになるでしょう。

仲介でバレないよう売却する難しさは、近所の目に触れないようにするために広告を控えたり、不動産会社に守ってもらうことが多いことです。

マンションでは、明らかに分かるような売り物件の告知を現地にはできませんが、オープンハウスを行う時にバレてしまう可能性があります。

家を売る時には、土日などに不動産会社がオープンハウス(見学のための開放日)を行うことがあります。

一軒家であれば、それほど問題はありませんが、オートロック付きのマンションでは、エントランスを通るために、売り住戸を呼び出してロックを解除してもらわなければなりませんよね。

見学者もエントランスや見やすいところにオープンハウスの看板があれば分かりやすいため、入りやすくなります。

その他にも中古のマンションでは、他の住戸は人が住んでいるのですから、間違いを無くしたり、わかりやすくするためにも、不動産会社としては売り住戸の部屋番号をエントランスに掲示したいのが本音です。

ただし、オープンハウスは不特定多数の人が出入りする為、マンションの管理組合が認めていない場合や、オープンハウスの掲示物を断る場合もあるため、必ずできることではありません。

マンションを売る時でも、売主があらかじめ伝えておかないと、不動産会社側は売り出し住戸の部屋番号をエントランスに掲示するかもしれません。

頻繁に見学者やスーツ姿の不動産会社が出入りして、販売期間が長引くと、近所に売り出しているのがバレる可能性が高まりますので、早めに売却することを意識する方が良いですね。

仲介の方法では、事前に近所に知られたくない旨を不動産会社に伝えることは可能ですが、どこまでバレずに販売活動ができるかはなかなか難しいかもしれません。

一般媒介契約を結ぶ

仲介の契約には複数の方式がありますが、その一つが一般媒介契約です。

他の方式との大きな違いにレインズ(不動産会社共通の情報システム)の登録義務がないことがあります。

つまり、レインズに登録しない=他の不動産会社に情報を提供しないということです。

家を売る時は、売主側の不動産会社が買主も見つけるパターンと、情報を見た別の不動産会社が買主を紹介してくるパターンがあります。

一般媒介契約では、レインズの登録がなければ、売主の不動産会社が買主を探すことになりますから、極力情報の流出は抑えられます。

もちろん、広く不動産会社の目に留まるほうが、集客の可能性も上がりますから、情報が回らない=集客力が落ちることも考えられます。

他にも、不動産会社側がやる気を出してくれないというデメリットがあります。

一般媒介契約はいくつでも不動産会社と契約ができる上に、売主自身が個人間売買をすることもできます。

売りやすい物件であれば、不動産会社も販売しやすいかもしれませんが、魅力が少ない物件が一般媒介契約であれば、他の(専属)専任媒介契約の物件を優先するでしょう。

不動産会社にとっては、どんなに頑張っても最後に他で売却が決まってしまうと、1円の利益にもなりません。

そのため、不動産会社は他業者に取られる可能性を排除できる(専属)専任媒介契約を基本に考えているので、一般媒介契約は嫌がられることがあり、売主が困惑することもあるかもしれません。

大手ほど一般媒介契約を嫌がる傾向があります。

個人間売買

家を売るのは、不動産会社に一切頼らずに個人売買をすることもできます。

実際には、買主が知り合いや、親族であるケースが多いでしょう。

広告を出すことも個人間売買ではあまりないですよね。

買主には売却の事情が伝わることにはなるかもしれませんが、広告がないので、近所の人には知られないで済む可能性が高い方法です。

逆にいうと、売却理由を理解した上で買ってもらうことになるため、近隣に変な人がいてそれが嫌で引っ越すというような住む人が変わっても解決しないような問題を抱えている時に知り合いといえど、買う人がいるかという問題があります。

売却といっても、内見を何度もしたりはしないでしょうから、代金の授受と所有権の移転(登記手続)がメインの作業になり、近所に知られるリスクは低くできますね。

まずは相場を知ることから

どの方法を検討するにしてもまずは家がいくらで売れるか知らないといけません。

住宅ローンが苦しい時は売却額によっては、その後の生活に影響がありますし、個人間売買をするにも相場が分からなければ、話が進みませんよね。

買取で早く売却してしまいたい時でも、提示される買取額が適正なのかの判断は素人にはできません。

査定をもらいたいがどこに頼めばいいか分からない」「査定額を比較したいけど、何社も不動産会社が家に来るのを見られるのは困る」という人もいるでしょう。

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実際に店頭に行く必要はありませんし、不動産会社が訪ねてくることもありません。

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宅地建物取引士を取得し、ディベロッパーのマンション営業として企画、集客、顧客の住宅ローンの審査まで幅広く携わる。 新築分譲マンションのモデルルームでの接客をしながら、審査の通りにくい顧客にも対応し、住宅ローンを提案。 その後、マンション管理会社に転職し、フロント営業となる。修繕の提案や長期修繕計画の作成など、管理業務主任者として分譲マンションの管理組合運営に関わる。

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