施工不良発覚!レオパレスに続き大和ハウスまで…

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2019.04.15

目次

2019年4月12日に建設業界最大手企業の大和ハウス工業の株価が急落。

大和ハウスの発表によると、2000年10月5日から2013年2月28日までに引き渡された賃貸住宅および戸建て住宅で、建築基準に適合しない柱や基礎が施工されている物件が、全国2,000棟を超えて存在していることが発覚しました。

レオパレスに続き総合住宅メーカー最大手による不祥事で日本国内が揺れています。

なぜこのタイミングで発表?

同社は2016年12月内部通報によって施工不良が判明していたにも関わらず、1年半以上経過した2018年7月まで本格的な調査をしませんでした。

真相は分かりませんが、この問題がCEOの樋口武男氏の耳に入ったのは2019年4月に入ってからということなので、会社が慢性的な隠蔽体質だったのでしょう。

そして2019年4月12日に国土交通省へ報告したことで、ニュースをリリースしました。

金曜日に発表することで、土日のニュースに埋もれ話題性が薄れるため、社会や株価への影響も最小限に抑えられます。

話題になっているレオパレス問題を隠れみのに、ここぞというタイミングで発表されたものと推測されます。

また大和ハウス工業は民放各局の大口スポンサーであるからでしょうか、報道があまりされていないことに筆者である金井は違和感を覚えます。

大和ハウスの仕事をしたから分かること

筆者金井は以前大和ハウスの一次下請けという立場で仕事に携わった経験があります。

鉄筋コンクリート造の賃貸マンション新築工事でした。

とにかく工期は短いのに、安全や書類には特に細かかったため苦労しました。(汗)

大和ハウスの現場責任者(社員)はとても忙しく、複数の現場を同時に見ているため1日中一つの現場に留まることはありません。

1週間現場に顔を出さないこともザラです。

このため下請け会社へ、ほぼ丸投げといった状態です。

けれどもお客さんからの受注金額は大手らしく高額なので、私が施主の立場でしたら、とても発注したいとは思わないでしょう。

また大和ハウスの場合、自社で工事部署と設計部署が完全に分かれているため、同じ会社の社員同士でも垣根がある印象を持ちました。

今回の施工不良問題の原因は総じて設計の確認不足が理由として挙げられていましたが、工事部署が施工時に問題を把握していた可能性は極めて低いと言えます。

なぜなら工事部署は設計部署に口を挟むことはなく、図面通りのものを施工することに専念するからです。

どうしても施工業者目線になってしまいますが、1級建築士などの有資格者が建築関連の法律に則って図面を引き、構造計算等もされた設計図がまさか国の建築基準を満たしていないとは夢にも思いません。

大和ハウスまとめ

企業の不祥事がニュースになると、いつも思うことは「なぜ初めから正しい仕事をしなかったのか?」という当たり前のことです。

工期の短縮を優先させたことで、結果として大切な信用と時間とお金を失うのです。

あまりにも昨今不正のニュースが多くて、消費者からこの業界は隠蔽することが当たり前と思われていることでしょう。

筆者金井としては、大和ハウスはもちろん同業全ての会社にレオパレスで問題になった賃貸共同住宅小屋裏の界壁に不備があるかの全棟調査結果を公表していただきたいと強く思います…。

願わくば誰しもが、安心して安全に暮らせる住居に住みたいものです。

【今回の事件を予言するレオパレスコラム記事】

金井

生まれも育ちも仕事も大好きな横浜で人生の大半を過ごす。 地場の建設会社にて施工管理を学ぶ(某有名人宅の新築工事に工事主任として1年間従事)。 同社で不動産の営業、企画にも携わる。 その後、大手不動産会社へ転職し管理と仲介営業を経て2017年に不動産会社を起業。 保有資格:宅地建物取引士、二級建築施工管理技士

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